ラップトップでユメ語ろう

ラブライブ!シリーズの話題を中心に自分語りや感じたことを書き留めていきます

『スクスタ20章』問題について

タイトルの通り、今回の話題は火中の「スクスタ20章」です。

 

 

 

まさか内心

(二度と更新しないかな…)

なんて思っていたこのブログをこんな()話題でまた開くことになるとは、書いてる私が一番びっくりしてるんですが…

※初見の方に補足:このブログはラブライブ!フェス後から10カ月ほど放置されてました

 

Twitterの方で感想書こうにも長すぎるし、かと言って何も言わないのも自分としてはなんかアレなんでここを活用することにしました。

 

Saint Snowの1st GiGを約12時間後くらいに控えてるんで正直早く寝たいのでDazzling White Town聞きながら、手っ取り早く書き連ねていきます。

レッツセイントスモー!

 

 

 

はじめに

スクスタの20章が配信されたのが10月31日、そして今が11月7日

もう配信から一週間くらい経っていて、私は「なんだかよく分からないけれど20章はとにかくヤバくてそびえたつクソみたいなシナリオらしい」という前情報”のみ”をもとについ先ほど30分前くらいに問題の20章を読破しました。

 

また、配信から一週間経ってやっとストーリーを読むという行動からもお分かりいただけるように、私はそこまでスクスタに対しては力を入れてる人間ではありません。

 

毎日ログインしてデイリー課題もらってるくらいにしか遊んでません。そしてここまでのメインストーリーは全スキップ…では無いですがセリフを読み終えたら最後まで聞かず流して進める、というスタイルでやってきています。

 

つまりこれからの文章は

①周りからの酷評をずっと聞きまくって

②スクスタにそこまで本気じゃなくて

③これまでのストーリーの内容は知ってはいるけどかなり曖昧

という三拍子揃った人間が書いてるので、そこはご承知願います。

 

少々長い前置きでしたが本題に入ります。

 

 

率直な個人的感想

んー?そこまで叩かれる内容なの…?

 

これが一番最後まで読み終えたときに最初に頭に浮かんだ感想です。

 

私のTwitterのTLでは毎日この20章に関する罵詈雑言が飛び交っているので、一体どんなクソシナリオなんだ…とかなり身構えて臨んだのでこうなったのかなとは思います。

でもしかし、もし自分が前情報や評判を何も頭に入れないでこの「20章」に臨んでもそこまで悪い印象を抱かなかったんじゃないかなと思うのです。

 

 

シナリオの”流れ”

今回のお話は

17章で留学に旅立った「あなた」が帰ってきて、

なんだかよく分からないけど同好会の仲間が三人も知らない中国人が作った『部』なるものに寝取られてて

しかも自分の同好会もよく分からない権力によって活動を封じられてていて、

抵抗してみるも結局仲間がまた一人離脱してしまう

という感じの内容です(かなり雑ですがおにいさんゆるして)。

 

細かい内容は取り敢えず置いといて、私はこの一連の流れを一章という短さでやったことに対してまず軽く感動を覚えました

 

Season1は栞子がさまざまな出来事を経てスクールアイドル同好会に加入するお話でしたが、正直に言うとめちゃくちゃ長かった。そう思った人は多かったはずです。

 

「こいつどうせ加入すんのにいつまでごちゃごちゃやってんだよ~」と内心思った人は私だけじゃないはずです。

 

私はストーリーを半スキップで進めていると先述しましたが、その理由は大きくここにあります。

 

 

スクスタのメインストーリーは冗長なところがとにかく多いのです。

 

 

断言してしまいましたがおそらくそれは事実で、Season1ではお前らいつも会議してんなと言いたくなるほど3グループ合同会議をし、そこまで支援すんならもう早く同好会入っちゃえばいいのにと思うほど栞子はあなたちゃんを手伝い、そしてなにより無駄な会話がこれでもかというほどに多い

 

その会話いる?となるようなどうでもいい会話が毎回挟まれ、その度にゴールが遠のいていく。そんな歯がゆいノロノロ進行にとうとう我慢できなくなりいつからか私は半分スキップでストーリーを進めていました。

 

20章を見る前にやっていなかった18,19章も進めたのですが、そこでもその冗長で話がながーく引き延ばされていました。そのしょうもないドッキリいいから早く話進めてくれや、と画面をひたすらタップしたものです。

 

と、そんないつもはクソ長いスクスタのストーリーが今回の20章では(今までよりかは)すっきりとしていた。そんな印象を強く受けました。

 

別にそこまで集まる必要なくない?と言いたくなるほどに開催されていた3グループ合同会議も、今回はすぐに終わってしかもストーリーの進行上に於いてもそれなりに重要な役割を果たしていました。

 

これがいつもの流れだとまるまる一話を前章の合宿の思い出語りに使ったり、ランジュ(新キャラ、先述の「知らない中国人」)とあなたちゃんのまわりくどい会話にまるまる数話使ったり、とやめてくれよ…と投げ出したくなるような目も当てられないものになっていたはずです。

 

なので私はテンポの良い進行をしてくれただけでも感動を覚えたのです。

 

 

ストーリーの展開

しかし物語により重要なのはその内容です。

どんなに短くまとまっていても中身が残念だったら何とも言えません。

 

今回ラブライブ界隈が近年稀に見るほど(あくまで主観)"炎上"しているのは20章のその内容にあります。

 

先述の通り、留学から帰ってきた「あなた」=プレイヤー自身を待ち受けていたのはよく分からない状況。そしてそれが順々に説明されていき本題に入っていく…というのが今回の展開ですが、やっぱりキャラの扱いが雑という指摘は免れることが出来ないのは事実です。

 

Diver Divaの2人があまりにもあっさりと悪堕ちしてたのはえぇ…と言わざるを得なく、「私の幼馴染がすいません…」と謝るだけの栞子にはいやそこはお得意の生徒会長権限でどうにかしてよと言いたくなります。

 

 

Diver Divaの2人は言ってることは一見筋が通っていて、ああ理由はそうなのねと一応は納得できる(少なくとも私は)のがまたタチが悪い。

 

2人とも各々がスクールアイドルをはじめた”きっかけ”というものに則っての行動を取ってはいるけども、愛と果林が自分のためにいとも簡単に同好会を捨てる様な人ではないことを私たちはSeason1を通して知っている。

 

2人がこれまで切磋琢磨して友情を育んできた同好会から、突然出来た『部』に移るという大きな決断をするに至ったその感情があまりにも蔑ろにされている。

 

それが20章が大きく不評を買っている一因ではないでしょうか。

 

 

そして栞子。

私は栞子の加入にはバンザイして喜び、あわよくばアニメの方にもチラッと出てこないかな…なんて軽く期待しているのですが…それにしても今回の栞子はちと酷い。

 

あんなにあの手この手を駆使して権力の限りを尽くして同好会を潰そうとしていたのに、『部』の横暴を止められるだけの力を持っているはずなのに、それをしない。

 

『部』を設立した新キャラ、ランジュは栞子の幼馴染ということは話の中で明かされていますが、彼女は幼馴染だからといってその暴走を何もせずに見ているだけの生徒会長ではないはずです。

 

だとしたらもっと上の権力が働いていて忖度してるんじゃないの、となるけどもそんなモ〇〇ケ問題じみた時事ネタを突っ込んでくるほどラブライブ!シリーズは社会風刺を利かせる作品ではない。

 

ラブライブ!に出てくる大人はそれなりにまともな人々だろう。

 

それがいきなり自分の娘(ランジュの母親は虹ヶ咲学園の理事長)だけを優遇するようなクソ人間を出すほどのストーリーに成り果てるのだとしたら、大きな衝撃だ。

 

 

そしてすべての元凶、ランジュもこれまたいろいろな意味で酷い

 

今までかなり彼女のした所業を書いたが、ここまで明らかに悪役にされては初出時は同じく悪役キャラだった幼馴染もびっくりだろう。

 

これはランジュというキャラクター自体よりもそれを動かすシナリオの方に大きな問題があると言わざるを得ない。

 

ここまでヘイトを集める必要があったとは私は思わないのだが。

 

 

と、かなり強めの口調で書いてしまいましたが素直に申し上げますと、確かにかなり難のあるシナリオであることは事実なのですが、私は初見時あまり気にならなかったのです。

 

それは、「ふーん、今度はこの悪役が更生するのね」と見え見えな展開を確信してしまったからです。

決して「先読みできるオレカッケー…」と空しい主張をしたいわけではなく、その展開のためにキャラが動かされてるんだなぁとただそう感じたのです。

 

スクスタ内の栞子のキズナストーリーが表示されているところ(語彙力)にこれから新しい同好会メンバーが追加されていくことは最早周知の事実ですが、その追加メンバーの一人がこのランジュという子なんだなという先読み可能なガバガバ展開。

 

20章最大の欠陥(敢えてこう表現します)はそこにあります。

 

 

この見え見えな展開に”持っていく”ために、新キャラと既存キャラたちが無駄に浪費されてしまった。そのためにこんな大きな騒動にまで発展してしまった。

 

そうではありませんか?

 

 

「裏切り」

20章問題の主題はおそらくこの一言に集約されます。

 

じゃあ、愛と果林と栞子と、そしてしずくは”裏切った”のか?

 

私はそうは思いません。

 

各々が思うところがあってあんな状態になってしまった。

現にストーリー上でははっきりそう明示されてますしね。

 

しかしそれを読者に伝える過程で問題が生じた。

つまりとても簡単に、言葉を選ばずに言ってしまうと、

 

 

「脚本の出来が悪かった」

 

 

それだけです。

 

 

 

しかし私にそれを責めることは出来ません。

 

だって私も

ランジュをそこそこに悪いキャラに描いて、なおかつ自然と四人を『部』へ転部させて、そこから和解に持って行って、最後は「あなた」とランジュが幸せなキスをして終了…

なんてストーリーは書けません。

 

そして加えてこのストーリーはランジュが仲間になるという感じを徐々に出さなきゃいけない。もっと言えばその途中でµ'sとAqoursもうまい感じに絡めなきゃならない。

 

無理難題です。ミレニアム問題です。勲章者です。

 

 

だから最初から素直にスクフェスの上位互換を作っとけばよかったんだよなぁ

 

 

私が言いたいのは以上です。

無問題ラ!